自然放射線と人工放射線
放射線は、発生源によって自然放射線と人工放射線に分けられます。
ただし、放射線自体に変わりはありません。
自然放射線だから身体に良く、人工放射線だから身体に悪いというようなことはないのです。
自然放射線には、地球誕生の時から存在する長寿命の放射性核種や宇宙線によって生成される放射性核種からの放射線があります。
人工放射線には、大気圏内核実験により生成され環境へ放出された放射性核種や、原子力発電や産業利用、医療等から発生する放射線があります。
一部の地域で、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響が見受けられるなど例外はあるものの、おおむね環境中の人工放射線は自然放射線に比べて少ないです。
環境放射能を測定することは、私たちの身のまわりの環境を監視し、原子力災害などに適切に対処するために大切です。