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補足説明:(2)元素記号を用いた原子核の表し方

原子核は、元素記号を用いて、次のように表します。

水素を例に説明します。(図A)

図A水素
図A 水素

水素の元素記号は、Hで表します。Hの左下の数字は、原子番号を表しています。原子番号は、原子核の陽子の数と同じです。

また、Hの左上の数字は、原子核の質量数を表しています。
質量数は、陽子と中性子の数の合計と同じです。
原子核の質量数の違いに応じて、普通の水素、重水素、三重水素は、それぞれ水素1、水素2、水素3と表すことができます。
ただし、通常は、水素1は単に水素と、水素2は重水素と、水素3は三重水素またはトリチウムと表せます。
なお、元素記号を用いて原子核を表すとき、原子番号は省略されることがあります。
(例、3H)

次に、ウランを例にとります。

図Bウラン
図B ウラン

ウランの元素記号は、Uで表します。自然に存在するウランは、右の3種類があります。(図B)

質量数の小さい方から、それぞれ、
ウラン234(陽子92個、中性子142個)、
ウラン235(陽子92個、中性子143個)、
ウラン238(陽子92個、中性子146個) と呼ばれます。

通常は、原子番号を省略して記述します。(例、238U)

関連情報

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